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DiGi/USER 12月号 Zackeyの音故知新 その18 カルロス菅野&野呂一生 9月11日ニューヨークを襲った同時多発テロ事件に心を痛めた日本人ミュージシャンも数多くいたことだろう。なかでもこの男が受けた衝撃は尋常ではなかった。その男とは、世界でもっとも有名なサルサグループ、オルケスタ・デ・ラ・ルスの元リーダーカルロス菅野だった。なぜならオルケスタ・デ・ラ・ルスは日本のバンドでありながら本来東洋の文化とは相容れないヒスパニックのサルサ(音楽)で国境を越え、世界中に愛と平和をもたらしたという評価を得て1993年9月10日、日本人音楽家として初めて国連平和賞が贈られた。そしてその日をニューヨーク市はオルケスタ・デ・ラ・ルスの日と制定した。更にクリントン大統領からも祝福のメッセージが届いた程9月10日は愛と平和に満ちたメモリアルディだったのに、その翌日を悪と憎しみの日に代えられてしまったのだから・・・・そんな辛い日々を送っていたカルロスから「世界に通用するようなユニットを作ったよ」という知らせがZackey宛に飛び込んだ。今回は世界的なギタリストも一緒だということでまたまた編集部に内緒で一人で会いに行ったZackey。今回は豪華なトライアングル・インタビューか? ZACKEY:本当に久しぶりです。カルロスの率いる日本が誇る世界のラテンビッグバンド「熱帯JAZZ楽団」の定期演奏会以来だから半年ぶりくらいかなあ? 今度ユニットを組む世界的ギタリストっていったい誰? カルロス菅野:Zackeyも良く知ってる人だよ。フュージョンという音楽を世界に広めたと言っても過言ではないと言われるグループのギタリストと言えば解るでしょう?もう来ると思うけど・・・・ ZACKEY:えー嘘!もしかしてカシオペアのギタリスト野呂一生!?野呂さんとは先月11月の9日にソロのライブを拝見させて頂いた時お会いしているので、お久ぶりでもないけど・・・wネックのフレットレスギターの妙技は感動的でしたからねえ・・・ 野呂:
どうもZACKEYお待たせしました。 ZACKEY:感激だなあ。世界的なミュージシャン2人が一気に登場するという対談は初めてですよ。ところでその凄いユニットの話早く聞かせてよ。いったいどうなってるの? カルロス:ZACKEYも気に入ってくれてる熱帯JAZZ楽団は本当に僕の宝物で定期演奏会を中心に海外遠征を組んだり、カーネギーホールでも演奏活動ができたからそれはそれで順調なんだけど、何と言ってもスーパーミュージシャンが 17人もいるわけだから簡単にはスケジュールも取れないし、フットワークという点には難があるでしょう。 ZACKEY:だって本当に凄いメンバーですものね。僕らがレコーディングでお願いすると一日幾ら払わなくちゃいけないんだ???って悩むほど超一流スタジオミュージシャンの集団だったりしますかれねえ・・・そりゃ大変ですよ。 カルロス:ですから熱帯JAZZ楽団を母体にしながらもう少し気楽にミュージシャンが楽しめる遊び場とかサロンというか倶楽部みたいなモノを作りたかった。その第一弾が「Spirit
of Rhythm」というユニットになったんだけど、今回はどうしてもギターを入れたかったので野呂君しかいない!って誘ったら・・・・ 野呂:そりゃホイホイ行きますよ。カルロスに誘われたらね・・・絶対楽しいに決まってますから。それに実は僕が96年にリリースした3枚目のソロアルバム「TOP SECRET」の時にもパーカッション叩いて貰ってますから断れないし。 カルロス:今年の初夏にもカシオペアと熱帯JAZZ楽団とのジョイント・ライブを日比谷の野音でやったしねえ・・・・盛り上がったねえ、あの時も。 野呂:結構な大雨でしたけど、楽しかったですね。 ZACKEY:そうか知らないところで色々つるんでやってたんだ。しかし野呂さんもソロアルバム「UNDER
THE SKY」をリリースしたばかりで、そのプロジェクトとかあったり、カシオペアも夏に「MAIN GATE」というアルバムを出してそのツアーもあったし、東京音大の講師もしなくちゃいけないのに良く時間ありましたね。バンドとソロで参加することの棲み分けみたいなのも難しくないですか? 野呂:カシオペアもプロデビュー22年、結成から数えたら24年になるんですよ。バンドって長くやってると法人みたいなところがあって個人的になれない事が結構あるんですね。ですから熱帯倶楽部みたいな楽しいお誘いがあると個人として楽しみたいという気持ちが強くて忙しくて大変なのは分かっていても 「良し行け!」ってなりますよ。 ZACKEY:今回の「Spirit
of Rhythm」というユニットは野呂さんの他にも元カシオペアというか!現在もカシオペアの永遠不滅のサポート・ドラマー神保彰氏が参加していますが・・・一言でいえばどんなサウンド? カルロス:神保君は世界でもっとも有名な日本人ドラマーの一人なんだけど、熱帯JAZZ楽団のドラマーで僕の大好きなドラマーなんです。・・・なんと言っても彼の叩き出すリズムがSpirit
of Rhythmに不可欠だと思った。特徴を一言で言うのは難しいけど勿論リズムの基本はラテンですが、ちょっとロックがかったフュージョンにファンクが混ざったイメージかな!その為にはどうしても野呂一生のギターが欲しかったのですよ。 ZACKEY:今いち解らないけど聞いてみれば一目瞭然ですね。カルロスは熱帯JAZZ楽団でもゲストヴォーカリストに渡辺真知子や中西圭三他、本当に歌唱力のあるそうそうたるメンバーを起用してきたけど今回のSpirit
of Rhythmではまた意外な方を起用しましたねえ。 カルロス:元PSY’SのCHAKAですね。彼女はジャズピアニストの父にダンサーの母を持つ家系で小さな時からジャズやソウルやファンクに親しんできたんですよ。昔僕が大阪にいた頃から彼女の歌の巧さは知っていたのだけどなかなか一緒に演奏する機会がなかったんですが、今回は気持ちよくはまりましたねえ。 ZACKEY:LADY Marmaladeは最高ですね。最初聞いた時は日本人歌手だと思わなかった。勿論他のメンバーも粒ぞろいで凄い贅沢なサウンドをだしてますから、Zackeyも絶対お勧めのアルバムです。しかしいつも感心するのはカルロスの楽曲の選曲が面白いんですよね。熱帯JAZZ楽団の時にも「11PMのテーマ」とか「007ジェームス・ボンドのテーマ」などもラテンにして楽しませてくれたけど今回もスティビー・ワンダーありマイケル・ジャクソンあり、ラルフ・マクドナルドありとどうやったらラテンになるのか?って曲が見事ラテンしている。野呂さんも実際にスザンヌ・ベガの「トムズダイナー」なんか演奏してみてどうでした? 野呂:カシオペアじゃ絶対やりませんからね。ソロアルバムでもできないだろうなあ・・・・責任がないからできるところが楽しいのかも・・・ ZACKEY:そういえばカルロスも玉ちゃん(玉置浩二)のコンサートでパーカション叩いている時は本当に楽しそうだものねえ。あれも責任がないからかなあ? カルロス:確かにありますね。自分がリーダーでやるのとそうでない場合は気持ち的に随分違うかも知れませんね。 ZACKEY:しかし幾ら楽しい熱帯倶楽部Spirit
of Rhythmといえこのメンバーじゃライブは期待できそうにないですよね。 カルロス:ところが奇跡的にスケジュールが調整できたんですよ。 12月11日東京六本木のスイートベイジル139でたった一日だけですけどね。ただし9日と10日は同じ場所で熱帯JAZZ楽団が久々に演奏しますので 期待して下さい。 ZACKEY:野呂さんの今後の活動は? 野呂:カシオペアが12月に「casiopea/Limited
Editional Collectors Box」というなんと5枚組の恐ろしいアルバムをリリースするんです。これにはメンバーの対談とか楽器の配置図と豪華ライナーノーツも入っていて楽しいですよ。 後期カシオペアのすべてが解る!って感じですね。その勢いで広島、神戸、東京のライブハウスツアーをやりますので是非来て下さい。 ZACKEY:12月は大変だなあ、熱帯倶楽部Spirit
of Rhythmにカシオペアに 熱帯JAZZ楽団か楽しみだなあ全部行くぞ!お二人とも忙しいところをありがとう御座いました。最後にホームページを紹介して下さい。 カルロス&野呂:こちらこそありがとう、Zackey待ってるよ。
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